2024年2月に、CKD-MBD治療を考える会に参加させて頂きました。
CKD-MBDとは何ぞや?と、思われた方もいらっしゃるでしょう。
CKDは慢性腎臓病、MBDはミネラル骨代謝異常を指し、慢性腎臓病の進行に伴っておこる骨ミネラル代謝異常を、全身の病気として捉えているということです。
つまりCKD-MBDが進むと、骨折や血管の石灰化などが起きてしまい、予後に影響すると言われています。
この全身の病気を防ぐ上で重要となるのが、カルシウム、リン、副甲状腺ホルモン(PTH)のコントロールで、透析治療、薬、栄養の3つの側面から働きかけることが必要です。
当院には、薬剤師、管理栄養士もおりますので詳しく知りたいという方は、是非職員にお声がけください。
さらにこの会では、三橋明生病院でのチームとしての取り組みを学習しました。また、他の近隣の医療機関の方とも情報交換させて頂き、連携して質を高める重要性を学ばせていただきました。
現在、医療の発展やライフスタイルの多様化から、様々な選択肢が混在しています。
それぞれの患者様にあった選択肢を提案できるように、私達は常に情報をアップデートとしていかなければならないと再確認できた勉強会でした。
透析室主任 臨床工学技士
川口