内シャント造設術
内シャント造設術は局所麻酔で行います。前腕部に3~5㎝程度の皮膚切開をして、動脈と静脈を吻合します。通常の血管の状態ですと手術に要する時間は1時間程度です。
当院では、すべて日帰りで行います。
動脈表在化術 | 動脈を皮下に持ち上げ、十分な血流が得られるようにします。 |
人工血管挿入術 | 人工血管を移植し、十分な血流が得られるようにします。 |
内シャント瘤切除術 | 大きくなりすぎた内シャントの瘤化した部分を切除し再建します。 |
カフ型カテーテル挿入術 | 長期型のカテーテルを挿入し透析ができるようにします。 内シャント手術が困難な場合に使用します。 |
合併症等について
手術中や手術後に問題が生じることはほとんどありませんが、以下が起こる可能性があります。
出 血 | 多量に出血することは通常ありません。 手術後に出血した場合には、再手術を行うことがあります。 |
感 染 | 通常ありませんが、ごくまれに細菌感染が起きる可能性があります。 |
神経損傷 | 通常、神経を損傷することはありませんが、血管と神経は近い場所にあるので、 万が一損傷した場合には手のしびれが続いたり、指の動きが悪くなったりすることがあります。 |
手の虚血 | 本来、手に流れる動脈血がシャント血管を通って静脈へ行くため、手の冷感、しびれ感、疼痛が現れることがあります。 |
手の浮腫 | 動脈を流れる血管が静脈に直接流れるため、静脈が拡張し、手術後、手に浮腫が現れることがあります。 |
シャント血栓症 | 手術中や手術後に良好だったシャントの血流が、シャント血栓のために血流が止まってしまうことがあります。その場合は再手術が必要になります。 |
うっ血性心不全 | 本来、動脈を流れる血流が、直接静脈に流れて心臓に戻るため、血流量が多すぎ心臓に負担がかかり心不全を起こすことがあります。 |
人工血管留置術
内シャント造設術と同様に局所麻酔で行います。自己血管内シャント作成が困難な場合、動脈と静脈を人工血管でつなぎ合わせます。手術に要する時間は、2~3時間程度です。
人工血管は、最適な動脈と吻合したい静脈が離れていても、自由な配置で互いを吻合することができます。しかし、自己血管に比べ感染に弱いという欠点もあります。
合併症等について
出 血 | 多量に出血することは通常ありません。 手術後に出血した場合には、再手術を行うことがあります。 |
感 染 | 通常ありませんが、ごくまれに細菌感染が起きる可能性があります。 |
皮膚の縫合不全・壊死 | ごくまれに起こることがあります。 |
手の虚血 | 本来、手に流れる動脈血がシャント血管を通って静脈へ行くため、手の冷感、しびれ感、疼痛が現れることがあります。 |
手の浮腫 | 人工血管の手術後、多くの方に浮腫がみられますが、時間の経過で改善します。 |
神経損傷 | 通常、神経を損傷することはありませんが、血管と神経は近い場所にあるので、万が一損傷した場合には手のしびれが続いたり、指の動きが悪くなったりすることがあります。 |
シャント血栓症 | 手術中や手術後に良好だったシャントの血流が、シャント血栓のために血流が止まってしまうことがあります。その場合は再手術が必要になります。 |
うっ血性心不全 | 本来、動脈を流れる血流が、直接静脈に流れて心臓に戻るため、血流量が多すぎ心臓に負担がかかり心不全を起こすことがあります。 |
初診予約について
内シャント診察は、できるだけ医療機関様からのご予約をお願い致しております。
◆予約方法
1.下記の申込書をダウンロードし、必要事項をご記入いただきFAXでお送りください。
2.FAX送信後、お電話を頂きご予約となります。
◆初診時必要書類
診療情報提供書(透析導入日・導入病院・バスキュラアクセス治療歴を記載してください)
投薬情報・採血データ(感染症を含む)・ 心エコー・心電図・直近の透析記録3回分
◆再診時必要書類(定期受診の場合)
直近の透析記録3回分
特にトラブルがなければ診療情報提供書は不要です。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00 〜 17:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ー |
※最終受付は16:30まで
診療は原則予約制となっています
お気軽にお問い合わせください
047-470-5115
受付 9:00-16:30
(日曜休診)